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IT業でファクタリングの資金調達がおすすめの理由とは?

常に新しい案件が舞い込むIT業界ですが、そのIT業界の資金調達方法として、ファクタリングが脚光を浴びています。

なぜファクタリングによって資金調達するのが流行っているのか、そこには融資とは異なる独特なファクタリングの特徴があります。

今回はIT業向けにファクタリングによる資金調達のメリットなどについて解説し、資金調達のもう1つの選択肢を提供します。

IT業にファクタリングがおすすめの理由

資金調達の方法として融資ではなくファクタリングをおすすめする理由を解説します。IT業は特にファクタリングが向いています。それは以下の理由によります。

支払いサイトが長い

あるシステム開発を請け負った場合、代金が振り込まれるのは、システムが完成し、バグがなかったなど、完成、納品するまでに数か月~年単位を要します。その間、売上があるのに入金がない状態で、運転資金がなくなります。

請求書があるのにキャッシュフローがない状態が続くので、その間に請求書を買い取ってもらえるファクタリングは、IT業の資金調達法として理に適っています。もちろん、本来期日まで待ってもらえる売掛金から手数料が引かれるので、満額にならないことは注意しておいてください。

設備投資が必要

IT業は建設業に似ていて、設備投資が不可欠です。大型コンピューターや最新機器の導入が必要なこと、機器のメンテナンスが必要なおとなど多額な支払いが必要になります。

突発的なバグやエラーがあれば、全精力をその修正に注がなければならず、社員だけではなく、他社やフリーランスの技術者に外注する必要もあります。そうしたことがいつ起きるかわからず、しかも速やかに対応しなければならないので、融資では間に合いません。

ファクタリングならば突発的な設備投資や外注費などに充てられます。売掛金のサイトが長いことを逆に利用し、いつでも換金できる手形、チケットを持っているとイメージしてください。

IT業でファクタリングを活用するメリット 

IT業でファクタリングを活用するメリットを解説します。このメリットが大きいから、融資に代わる選択肢として注目されています。どのようなメリットがあるのでしょうか?

即日資金調達が可能

ファクタリングは最短即日融資が可能です。急な資金調達の必要があるかもしれないIT業にとって、これは非常にありがたいです。

融資の場合、銀行法や貸金業法によって融資までの手順が細かく定められていて、それに沿って進めた場合、実際に資金調達するまで時間がかかります。

しかしファクタリングによる資金調達は、そのような規定にとらわれない債権買い取りになるので、ファクタリング会社さえOKなら速やかな買い取り、現金化、資金調達が可能になります。

審査について細かいルールがないことはメリット、デメリット双方ありますが、資金調達の迅速化という意味では大きなメリットになります。

赤字でも利用可能

融資による資金調達を考えた場合、直近2期の確定申告書、決算書などを厳格に審査されます。つまり、赤字の場合、融資を返済するお金がないわけで、実際に審査に通るのは非常に難しくなります。

事業実績や経営状態などを細かく査定され、融資の可否や場合によっては減額なども決まります。

しかしファクタリングは、売掛債権、請求書の買い取りになるので、返済能力は問われません。その請求書の期日に売掛先から入金が確約できるなら、返済できない、貸し倒れリスクが低いので、赤字経営をしている事業者でもファクタリングは通る可能性があります。

要は、自社の経営状態ではなく、売掛先、クライアントの経営状態を重視します。売掛先が赤字経営で破綻や倒産するリスクがあり、売掛金回収できない可能性を感じると、ファクタリングができない可能性があります。

ファクタリングする際は、安定経営のクライアントの請求書を売却するようにしましょう。

貸し倒れのリスクがない

貸し倒れ、つまりお金を提供したファクタリング会社が回収できないリスクは、融資と比べるとファクタリングの方が低いです。

上述のようにファクタリングの貸し倒れリスクは、債権者(申込人)ではなく債務者、売掛先にあります。

売掛先の倒産リスクがある場合、ファクタリング会社は貸し倒れリスクを感じますが、売掛先が安定経営に優良企業であれば、たとえ、債権者(申込人)の会社の経営が危なくても、3社間ファクタリングなどであれば可能なことがあります。

2社間ファクタリングの場合、債権者が倒産すると、債権が差し押さえられたり、売掛金を喪に逃げされたりするリスクがあるので、どんな場合も債権者側の経営状態や貸し倒れリスクを考慮しないというわけでないのでご注意ください。

IT業でファクタリング会社を選ぶポイント

IT業でファクタリングを検討する際、どのようなポイントでファクタリング会社を選ぶべきなのでしょうか?どんな会社でもよいことはなく、しっかりファクタリング会社を吟味してください。

入金までのスピード

自社の経営状態についてはあまり問題にならないのがファクタリングです。つまり、誠実に対応するファクタリング会社で、売掛先の経営状態に問題なければ、申し込みから買い取り実行、入金まで数日で終わるはずです。

即日資金調達が必要だというケースでない限り、即日入金可能なファクタリング会社にこだわらなくて大丈夫ですが、あまりスピードが遅い会社は、他のポイントでも誠実さに欠けるかもしれません。

買い取り可能金額や手数料なども総合的に考慮し、貴社が何をより重視するのかで、ファクタリング会社を決めてください。

買い取り可能金額

ファクタリングの買い取り可能金額は

①    ファクタリング会社が物理的に買い取り可能な上限額

②    ある売掛金、売掛債権の額面額のうち、実際に現金化可能な金額(「掛け目」)

の2つの要素を考慮します。

物理的に買い取る可能な上限額は、いくらファクタリング会社でもいきなり数億円の売掛金買い取りはできないことが多く、1000万円なのか5000万円なのか、事前に確認してください。

はじめての顧客の場合、いきなり数千万円、億を超える金額の買い取りはできないかもしれません。何度も利用し「お得意様」になることで、上限も緩くなる可能性があります。

本当に必要な金額をファクタリングすべきなので、数百万円にとどまる場合、上限額としての買い取り可能金額はあまり気にしなくてもよいでしょう。

実際に現金化可能な金額は、100万円の請求書があった場合、通常100万円に「掛け目」(かけめ)と呼ばれる買取率をかけて買い取り可能金額が決まります。

掛け目80%の場合、100万円の80%=80万円が買い取り可能金額になります。そこから80万円×手数料率が引かれ、残りが現金化されます。

物理的な買い取り可能上限額(①に該当)が高くても、②が低い場合、現金化できるお金は少なくなります。

両方高いことで現金化できる買い取り可能金額が上がります。ファクタリングする際は、①②双方の数字を確認してください。

手数料

手数料が安いことに越したことはないのは言うまでもありません。

ファクタリングの場合の手数料率は

  • 3社間ファクタリング:1桁%
  • 2社間ファクタリング:10%~30%

が相場になっています。これを上回る手数料率を提示する場合、そのファクタリング会社は優良どころか悪徳企業ですので絶対に依頼しないでください。

可能ならば3社間ファクタリングで5%未満、2社間ファクタリングで10%台前半の手数料率を提示する会社を選んでください。そうした会社ならば、手数料率を年利換算した場合、融資の上限(利息制限法で規制)と比較して、ありえないほど高いということにはなりません。

買い取り可能金額と手数料率の組み合わせで、現金化できる金額が変わります。両方しっかりチェックして、貴社の事業に必要な金額をなるべく少ない売掛債権で調達してください。

まとめ:IT業ではファクタリングを活用して資金調達をしよう

IT業は短期間にまとまった資金調達の必要性を考えておくことが大切です。ファクタリングを資金調達の1つの選択肢にしていただくと、業務展開の幅が広がります。

支払いサイトの長い売掛金があるから、好きなタイミングでファクタリングによって即資金調達できます。時間がかかり審査が厳しい融資にはない、キャッシュフローの増やし方です。

ファクタリングに頼りすぎるのではなく、適切に利用することでIT業を進めるうえでの「遊び」になります。ファクタリングを自在に使いこなせれば優秀な経営者です。

ファクタリングを理解し、経営戦略を進めるうえでの戦術としてぜひ活用してください。

てぜひ活用してください。

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